新会社法とは?
会社といえば大企業をイメージしがちだと思いますが、2006年に経済産業省が発表した「工業統計表」を見てみると日本にある421万社の企業の内99.7%は中小企業であると指摘しています。
ところが、旧会社法は、どちらかと言えば大企業を想定したものでした。
例えば、株式会社を設立しようとすると以下のような厳しい設立条件をクリアしなければいけませんでした。
- 取締役3名と監査役1名の合計4名の役員が必要
- 設立時の資本金が最低でも1,000万円必要
- 取締役会を設置しなければいけない
でも、実際は社長以外の役員は名前を貸してもらっているだけ、資本金も一時的に借りただけといった事例が多数存在しました。
こうした、実態に合っていない制度は辞めてしまおうというのが新会社法の趣旨です。
上記の例からもお解かりのように、新会社法は中小企業にとって“メリット”がある改正(2006年年5月1日施行)がたくさん行われました。
特にこれから新たに会社を設立しようとする起業家のみなさんにとってメリットがもりだくさんなのです。